お客様各位
【3月7日:今朝の状況】
※為替(ドル/円)ドル=149円28銭【08:30現在】
※N.Y.ダウ:38,661.05(+75.86)
※銅LMEセツルメント($/t)
①午前売:8441.0(+11.5)
②午後売:-
※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅:3.8705(+0.0265)
④金:2150.3(+16.8)
※WTI原油先物($/bbl)
⑤79.13(+0.98)
※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
①ロンドン午前:1310円
②ロンドン午後:-
③N.Y.: 1320円
※ニューヨーク為替引値(円)
149.37-149.41(0.67円高-0.64円高)
【3月6日:昨日の状況】
※国内銅建値1310円 (3月1日より-10円)
《どんな銅が出てる?What kind of copper ・前編》
※昨日の動画は、日本から海外に流れる(つまり輸出される)
銅・真鍮・アルミについてでした。
では銅・真鍮(輸出統計番号HSコード:7404.00)のスクラ
ップで、具体的にはどんな銅が中国に輸出されているので
しょうか? 皆さん、中国を恐れるあまり、何でもかんでも
輸出されていると思いがちですが、そうでもない。
※まず大雑把に、Aクリーンな物とBクリーンでない物(=付
きものがある物)に分けます。
※仮に、毎月、日本から海外に流れる銅・真鍮スクラップを
3万トンとし、Aクリーンな銅・真鍮と、Bクリーンでない銅・
真鍮を適当に5:1と分けると25,000トンがクリーン、5,000
トンがクリーンでない付きもののある銅・真鍮スクラップと
なります。
仮にですよ、仮に。
※Aクリーンな銅・真鍮25,000トンは需要家がある中国に向
かいます。一方、B付きもののある銅・真鍮5,000トンは解体・
選別を行うタイ・マレーシア、その他人件費の安い国に向か
います。
※さてここからです。
※中国は2019年年初よりクリーンな銅・真鍮しか輸入してい
ないので、B付きものがある物は絶対に輸入出来ません。
(陰謀論者は、裏でこっそり輸入出来るみたいなことを言い
ますが絶対に不可能。ここでは論外。)
※A25,000トンを更に①銅と②真鍮に分けます。これも仮に
①銅20,000トン、②真鍮5,000トンとしましょう。
※今日、話したいのはここからで、銅スクラップの具体的な
種類です。
※銅分の高い順に①を
(1)特号・一号
(2)雑ナゲット・破砕銅(主にトークなど熱交換器由来)
(3)二号・込銅(Birch)に分けます。
※中国の輸入通関を考えた場合、
(1)は通関可能・単価が中国≒日本
(2)は通関可能・単価が中国>日本
(3)は通関困難・単価が中国>日本
※(1)は最もクリーンであるので通関は全く問題ありませ
ん。が、実は単価が日本国内と差がないので輸出される数量
はさほど多くない。また(3)は逆に通関が不可ではないが
難しいので、単価のメリットはありますがやはり数量は少な
い。
※よって(2)がA20,000トンのうちのメインアイテムである
と考えております。
(つづく)
動画:視聴回数を稼ぐため、再度、添付しておきます。
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※雑線(ヤード持込):【3月6日現在】
【1】ワイヤーハーネス:470円前後
【2】雑線エフケーブル(VVF):450円前後
【3】雑線・一般(42ー43%):380円前後
【4】雑線B :280-310円
【5】家電線:付き物を取り売買可
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:大口=約10トン】
以上